amazarashi | アンチノミー

ゲームディレクターヨコオタロウと、
アーティスト秋田ひろむ。

2人の出会いは2017年。
ヨコオ作品のファンだった秋田がライブに招待。
感銘を受けたヨコオがコラボレーションをオファー。
ジャンルを異にするクリエイターの共創から生まれたのが、
『NieR:Automata』を基にした
『命にふさわしい』の絵本と楽曲だ。

そして2023年、『NieR:Automata』がアニメ化。
エンディング曲は、amazarash『アンチノミー』。
楽曲を聴いたヨコオは、
オリジナルの人形劇を書き下ろした。

再びの共創から生まれた
糸操り人形たちの演劇。
命を持たない者たちの物語が、
いま、幕を開けるーーー

ヨコオタロウゲームクリエイター

挨拶：こんにちは、ヨコオタロウです。ゲームとかを作っています。
感情：いろんなご縁があって再び amazarashi さんと作品を作る事が出来て光栄に思っております。
光栄、というか、恐怖を感じています。
理由：秋田さんの歌からは、闇の中から光を掴もうという意思を常に感じます。
それは自分の中にない善性であり、希望です。でも、自分が、いざお仕事で隣に立ってみると、己の薄っぺらさと歪みに気付かされ、押しつぶされるような気持ちになる訳です。秋田さんは本物で、ヨコオは偽物。そういう声が自分の中から聞こえてくる。
対策：こういう不安には慣れっこです。「おならプー」とか言って誤魔化す術を持っています。
だから念じるんです「おならプー、おならプー、おならプー」って。全然不安が消えません。
反旗：だからこうやって、恥を晒して、皆さんの前で表現活動を続けている訳です。
「おならプー、おならプー、おならプー」。不安だろうが、何だろうが、そう、言い続けるんです。僕は。

ヨコオタロウ

株式会社ブッコロ代表取締役兼ゲームディレクター。
『ドラッグオンドラグーン』シリーズや『ニーア』シリーズのディレクションを担当。同氏が生み出す愛と悲しみと死に彩られた狂気の世界観は、日本にとどまらず世界中のプレーヤーを虜にしている。
近年ではスマートフォン向けアプリ『シノアリス』
『ニーアリィンカーネーション』や、漫画『君死ニタマフ事ナカレ』や舞台の原作などでも幅広く活躍している。

秋田ひろむ amazarashi

以前、ゲーム『NieR:Automata』とコラボレーションさせて頂いたのですが、それからまた時を経まして、アニメ『NieR:Automata Ver1.1a』のエンディングを担当する機会をいただきました。
大変嬉しいです。ありがとうございます。　僕自身はニーアシリーズの一ファンでしかないのですが、再び頂いた光栄な役目ですのでニーアオートマタのエンディングにふさわしい曲を精一杯イメージして、形にしましたので気に入って貰えることを願うばかりです。　信じていたものが一瞬でひっくり返るような、良かれと信じたものが相手を傷つけてしまうような、そういった心の葛藤を歌に込めて『アンチノミー』と名付けました。
アンドロイドや機械生命体が感じる痛みや憎しみ、そして愛情が存在するゆえの迷いなどを、アニメの一部として伝えられたら僕らの役目は果たせるのではないかと思っています。どうぞよろしくお願いします。

amazarashi

青森県在住の秋田ひろむを中心としたバンド。
日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝だが「それでも」というところから名づけられたこのバンドは、「アンチニヒリズム」をコンセプトに掲げ、絶望の中から希望を見出す辛辣な詩世界を持ち、ライブではステージ前にスクリーンが張られタイポグラフィーや映像が映し出される独自のスタイルを展開する。

ヨコオタロウ

amazarashi