amazarashi 配信限定シングル

「月曜日」

amazarashi がマンガ『月曜日の友達』の主題歌を書き下ろし。

amazarashi x 月曜日の友達 「月曜日」

2018.3.12 配信限定リリース

Movie

『月曜日』“Monday” Music Video
マンガ「月曜日の友達」主題歌

Introduction

月曜日の友達 「このマンガがすごい!」をはじめ数々の漫画賞を受賞した阿部共実の最高傑作『月曜日の友達』。
週刊ビッグコミックスピリッツ編集部は、完結となる2巻発売にあわせ、プロモーション映像の制作を企画。
阿部共実が心頭しているバンドの一つamazarashiに過去楽曲の使用をオファーした。
前作『ちーちゃんはちょっと足りない』のファンでもあったamazarashiの秋田ひろむは『月曜日の友達』を読み、「すごくいい話なんで過去の曲じゃもったいない。新たに書き下ろしますよ」と逆オファー。
秋田ひろむは、わずか1週間でデモを完成させた。デモを聴いて感動した阿部共実は、楽曲からインスパイアされ、Music Video用に『月曜日の友達』の新エピソードを書き下ろすことに。

マンガとロックのシナジーから、これまでにない新しい楽曲「月曜日」が生まれた。
月曜日の友達 月曜日の友達
みんなが少しずつ大人びてくる中学1年生。そんな中であどけなさが抜けない女子・水谷茜。
水谷はひょんなことから「俺は超能力が使える!」と突拍子もないことを言う同級生の男子・月野透と校庭で会う約束をする。決まって月曜日の夜に——
糸井重里さん、朝井リョウさん、が絶賛し、「このマンガがすごい!2018」4位、「俺マン2017」3位などマンガ賞総なめの本作。
人を傷つけてしまった痛みを悔いること。そして未来への一歩を踏み出していくこと。
思春期に通りすぎた思い出がよみがえる。大人と子供のはざまを懸命に生きる中学生の物語。

Download

amazarashi × 月曜日の友達 コラボレーションソング

amazarashi

「月曜日」

2018.3.12 配信スタート

MESSAGE

amazarashi 秋田ひろむ

『月曜日の友達』とコラボレーションさせていただきます。『ちーちゃんはちょっと足りない』を読んで衝撃を受けて、それ以来阿部共実さんのファンでしたのでとても嬉しいです。あまりに嬉しかったので、締め切りが差し迫っていた中、無理を言って曲を書き下ろさせてもらいました。個人的なファンアートのような気持ちで作りました。この作品の胸を締め付ける感動には遠く及ばないかもしれませんが、聴いてもらえたら嬉しいです。
僕は最後で泣いた。
それはよくある中学生の日常で、よくある苦悩だった。いつか辿った気がする感傷だったし、気恥ずかしくなるような思春期の萌芽だった。

彼、彼女等に自分を重ねたのは、きっと満たされなさだ。
彼、彼女らは、いつも自分に何か欠けていると信じ込んでいて、それを何かで補填しようともがいている。
それは部活だったり、妹弟だったり、文学だったり。ときにはいじわるだったり、超能力だったり。

人は誰もが何か足りない。だからこそ空白を埋める何かが必要だ。でもそれが特別な何かである必要はないのかもしれない。特別になれなかった彼らだからこそ、誰かの特別になれたのだから。

阿部共実

編集者から電話がかかってきた。「amazarashiさんとコラボレーションが決まりました。」青天の霹靂。 はだかに喜びの雨にさらされて、いま己の心の空は何色だろうか。 あのamazarashiが自著「月曜日の友達」のために楽曲を提供してくださるというのだ。そしてその報告から微塵も経たないうち、締め切り延長の懇願で編集者に連絡をすると「amazarashiさんの描きおろし曲あがりました。データを送るので是非聞いてください。」迅雷風烈。またはだかに雨にさらされて、いま己の心の空は何色だろうか。自分は一度掲載し終わった原稿に、とろとろと加筆修正している間に、秋田ひろむさんはひとつの作品を生み出した。
「月曜日」を拝聴する。聞き覚えのある言葉、なじみのある情景が浮かぶ。秋田ひろむさんの声が歌詞が音が、激しく、優しく、響く。聴こえてくるものが形成するのは月曜日の友達だ。秋田ひろむさんの歌う月曜日の友達だ。
雷のような衝撃をうける。自作から音楽を生み出してもらえた喜び、創作家としての衝動、その早さへの驚愕、色んなものが絡み合って 正体のわからない感情が自分の胸に生まれている。 この感情はなんと呼べばいいんだろう。
大雪の残雪で東京の街は白く彩られている。 澄んだ空気で、雲一つなく晴れた東京の夜空にはいつもは見えない星が少し見えた。
この年になって味わったことのない体験をさせてくださった、amazarashi 秋田ひろむさま、amazarashiご関係者さま、スピリッツ編集部さま、そして月曜日の友達を応援してくだった読者のみなさまに感謝します。是非「月曜日」を聴いてください。

PROFILE

amazarashi

amazarashi

青森県在住の秋田ひろむを中心とするバンド。バンド名は日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝だが「それでも」というところから名づけられている。最新アルバム『地方都市のメメント・モリ』が好評発売中。
阿部共実

阿部共実

2010年商業誌デビュー。2014年、『ちーちゃんはちょっと足りない』が「このマンガがすごい!2015」(宝島社)オンナ編第1位、第18回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 新人賞を受賞。2017年『月曜日の友達』を発表。著作に『空が灰色だから』『死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々』『ブラックギャラクシー6』などがある。